こんにちは、ツマです!
個人事業主になると、切り離せないのが確定申告。
確定申告は、学校で習うものでもないですし、個人事業主になるか、医療控除などを行う時に初めて見るので、右も左もわからない状態で始まりますよね…
苦戦するのも当たり前です。
個人事業主の方は、自分の事業とは別に確定申告をしないといけないので、時間もなく、よくわからないままに確定申告を終わってしまった!なんてことが多いと思います。
私の記事では、確定申告について、個人事業主が自分で行うために最低でも知っていて欲しいことをわかりやすくまとめました!
・確定申告ってそもそも何?
・確定申告で提出する書類と注意!
・電子申告との違いは?
・保険や年金との関係は?
確定申告とは
そもそも、確定申告って何か知っていますか?
確定申告とは「税金の計算」のこと
確定申告は「税金の計算」
私たちは、普段の生活の中でたくさんの税金を支払っています。
そして、もちろん事業を行うことにも税金が発生します。
でも税務署はいちいち個人の事業の売上を把握はしていませんよね?
なので、自分で計算・報告するのが「確定申告」なんです!
ここで間違えてはいけないことは
「確定申告」は決して個人事業主の為のものではないということです。
例えば、医療控除や(ふるさと納税、iDeCo)などを行うには、
必ず確定申告を自分で行わなければいけないし、会社員だって、会社が「年末調整」という形で確定申告を代わりに行ってくれているだけなんです。
ちなみに、会社員の人が医療控除を行わない場合は、ふるさと納税もiDeCoも確定申告を代わりに行ってくれるうような設定にすれば、確定申告は行わなくて良いです。
世の中の個人事業主の人は、
確定申告の時期(例年2/15〜3/15の期間)になると、確定申告地獄に嘆いているなど、大変なものという情報だけが多く出回っていますが・・・
個人事業主にとっての「確定申告」は、
【税金を払うため】ではなく、【税金を安くするため】に必要
税金とは、単純に所得税だけではなく、住民税や保険料なども含まれます。
また、確定申告によって、子供の保育料も安くなったりもします!(※保育料は市町村の政策によって変わります)
個人事業主の確定申告の流れと詳細については次の記事で紹介しています!
ちゃんと理解したいという方や、「課税所得」や税金の計算について知りたい方は読んでいてください!
「確定申告」控除で税金が安くなる?!
確定申告には、「控除」というものがあります。
控除とは
税金の計算をする参考になる「総売上」を減らしてくれる仕組み(制度)のこと
控除には、「所得控除」と「税額控除」の2つがあります。
所得控除:課税所得(純利益ー経費)を減らすことができる控除制度
税額控除:税金そのものを減らすことができる控除制度
例えば
所得に対して50万円の所得控除が適用される場合
課税所得額が50万円減ることになります。適用される所得税率が20%(所得によって変動します)とすれば、10万円(復興特別所得税は除く)の所得税の減額ができます!
50万円の税額控除が適用される場合
所得税のうち50万円の所得税が安くなります!所得税が50万円以上であれば、そのぶん減りますし、50万円以下であれば、所得税は0になりますね!
税額控除が多いことで税金は大幅に減りますが、所得控除が多いことでも課税所得額が減ったり適用される所得税率が下がったりすることがあるのでお得ですね!
控除に関しては以下の記事でわかりやすく説明しています▽
確定申告の必要書類・添付書類
実際に確定申告で必要な書類について説明していきます!
国税局のHPにも書類の一覧がありますが、多すぎて何を提出すればいいのかわからないですよね・・・(国税局のHPより)
なので、個人事業主の美容室経営者が提出する書類について説明しますね!
確定申告に必要なもの
確定申告書(AもしくはB)
本人確認書類(マイナンバーがあるとこれだけでいいので便利!)
銀行口座のわかるもの(還付:払いすぎた税金が戻ってくる場合)
所得を証明するもの(給与なら源泉徴収・個人事業主なら決算書等)
控除を証明できるもの(別の記事で紹介します)
マイナンバーカード(電子申告を行う場合)
個人事業主の確定申告で間違えやすいものは、青色申告と白色申告の提出書類や記載内容が異なることです。
特に所得を証明する書類に関しては、必ず「青色申告」と記載されているかどうかに注意して確認するようにしてください!
実際の青色申告に必要な書類は下の記事にまとめます!
青色申告・白色申告別の提出書類
まずは、青色申告・白色申告の状況別に提出書類を紹介します♪
項目 | 提出書類 |
---|---|
青色申告 (65万円控除、55万円控除) |
確定申告書B 青色申告決算書 (貸借対照表と損益計算書) |
白色申告 | 確定申告書B 収支内訳書 |
※2020年分から、青色申告の65万円控除を受けるにはe-Taxによる申告または電子帳簿の承認を受けることが必要となりました
青色申告と白色申告についての詳細はまた別の記事で紹介します!
実際の提出書類と注意点について下の記事でまとめています♪
電子申告とe-TAX
電子申告を行うと65万円の控除が受けられます。(課税所得(税金の計算をするもの)が65万円減ります!また、税金が減るだけでなく、確定申告の提出が一層簡単になります!
電子申告で確定申告を行うと
・控除額が青色申告55万円→65万円へと増える
・提出する添付書類(領収書など)がほとんどなくなる
etc…
メリットがたくさんなので、個人事業主さん、特に美容室のオーナーさんなど、なかなか爺感が取れなかったり、なるべく確定申告の時間を減らして楽に行いたい方は、電子申告への変更は必須と考えています!
e-TAX
e-TAXは国税庁が運営する「電子申告・納税システム」です。
このe-TAXには、2通りの方法があります!
マイナンバーカード方式(オススメ!)
マイナンバーカードとe-TAXのサイトにアクセスするためのICカードリーダ/ライター(もしくは対応しているスマートフォン)が必要
ID・パスワード方式
国税庁のe-TAXサイト「確定申告書作成コーナー」での申告を行う方法。サイト内でIDとパスワードを作成します
ID・パスワード方式の国税庁のe-TAXサイト「確定申告書作成コーナー」での申告を行う方法では、サイトで作成した電子データしか取り込みできないため、会計ソフトで作成したデータを取り込むことができす、そのデータをもとに「確定申告書作成コーナー」サイトに直接金額を入力する必要があり、とても面倒です!
マイナンバーカードを用いた方法では、会計ソフトで作成したデータをそのまま送ることができるので、時間の短縮のためにもこちらを使用することをオススメします♪
マイナンバーカード方式に必要なもの
私が実際に使っているものを紹介します♪
SONYが作っているICカードリーダ/ライターですが、USBでの接続なので、macを使用しっている場合は、変換器などを購入してくださいね!
保険と年金の関係
個人事業主になると、今まで会社員として勤めていた場合に加入していた「健康保険」から「国民健康保険」、「厚生年金」などから「国民年金」に加入がかわります。
これは、市役所・市町村の年金事務所でそれぞれ手続きを行い支払う必要がありますが、
確定申告との関係として大切なことは以下です。
支払った保険料・年金共に、控除になる
なので、支払った際の領収書は、まとめて取っておきましょう!
必ず、保険料等のレシート(領収書)は、経費とは別に保管しておきましょう!
これは、確定申告の控除記入の際に必要になります。
さいごに
確定申告は初めてだらけでわからないことばかりですよね!
わからないと損することにもなるので、ぜひ私の記事で紹介する内容は覚えてもらえると嬉しいです♪
また、毎年やっているうちにだんだん覚えていける内容にもなるので年に一度と思わずに、時間のある時に見ていただけると嬉しいです!