仕訳

クレジットカードを使った時の仕訳方法は?

こんにちは、ツマです。

今回は、クレジットカードを使った時の仕訳方法について説明しますね!
この投稿とは別に、クレジットカードの売り上げについての仕訳方法も説明するのでまた参考にしてくださいね!

このページでわかること

・クレジットカード使用時の仕訳方法
・もう一つの仕訳パターン

クレジットカードの仕訳方法

まず、仕訳のポイントについて説明します。

  • レシートと支払い明細だけでなく、カードの利用明細も保管する
  • クレジットカードの仕訳は使った時と、引き落とされた時の2回仕訳が必要
  • クレジットカードの仕訳は、勘定科目「未払金」を使用する

カードの利用明細も保管する

カードの利用明細とは、まとめて利用履歴が見れたりするページのことです。最近ではアプリなどで見ることも可能ですが、引き落としのタイミング毎にパソコンなどからその利用履歴をコピーし、レシートなどと一緒に保管します。

カードを使った時と、引き落とされた時の2回仕訳が必要

では、実際に仕訳の方法を例で見てみましょう。

ツマ
ツマ
今回の仕訳例は、私が使っている“やよい青色申告”のページを参考にしました!

仕訳例:使用しているクレジットカードは、毎月末日締め当月27日支払い

  1. 11月1日 消耗品60,000円をクレジットカードで購入した
  2. 11月3日 会議費10,000円をクレジットカードで購入した
  3. 11月27日 個人用の雑貨30,000円をクレジットカードで購入した
  4. 12月5日 旅費交通費20,000円をクレジットカードで購入した
  5. 12月27日 事業用の通帳から11月1日~11月30日使用分の100,000円が引き落とされた
  6. 1月27日 事業用の通帳から12月1日~12月31日使用分の20,000円が引き落とされた

①11月15日 消耗品60,000円をクレジットカードで購入した

借方科目 借方金額 貸方科目 貸方金額 摘要
消耗品費 60,000円 未払金 60,000円 消耗品購入 〇〇カード

②11月3日 会議費10,000円をクレジットカードで購入した

借方勘定科目 借方金額 貸方科目 貸方金額 摘要
接待交際費 10,000円 未払金 10,000円 会議費 ○○カード

③11月27日 個人用の雑貨30,000円をクレジットカードで購入した

借方勘定科目 借方金額 貸方科目 貸方金額 摘要
事業主貸 30,000円 未払金 30,000円 個人使用分 ○○カード

④12月5日 旅費交通費20,000円をクレジットカードで購入した

借方科目 借方金額 貸方科目 貸方金額 摘要
旅費交通費 20,000円 未払金 20,000円 交通費使用 ○○カード

⑤12月27日 事業用の通帳から11月1日~11月30使用分の100,000円が引き落とされた

借方科目 借方金額 貸方科目 貸方金額 摘要
未払金 100,000円 普通預金 100,000円 11月1日~11月30日分
○○カード引き落とし

⑥1月27日 事業用の通帳から12月1日~12月31日使用分の20,000円が引き落とされた

借方科目 借方金額 貸方科目 貸方金額 摘要
未払金 20,000円 普通預金 20,000円 12月1日~ 12月31日分
○○カード引き落とし

1見てイメージはほとんどついたと思いますが、言葉で説明すると、
クレジットで払った時に「未払金」として計上しておき、
引き落としの際に「未払金」をなくす処理として、借方(右側)に記帳する。という方法です。

以上の方法は、それぞれの仕訳分けて記帳していく方法でした。

まとめて記帳できないのかな・・。と思った方もいると思います。結論的に言うと、簡易的な仕訳方法もあります!
ただしこれには注意が必要なので、下記に説明していきますね。

もう一つのパターン!簡易的な仕訳方法

まず初めに、簡易的な仕訳方法の例を見てみましょう。

仕訳例:使用しているクレジットカードは、毎月末日締め当月27日支払い

  1. 11月1日 消耗品60,000円をクレジットカードで購入した
  2. 11月3日 会議費10,000円をクレジットカードで購入した
  3. 11月27日 個人用の雑貨30,000円をクレジットカードで購入した
  4. 12月5日 旅費交通費20,000円をクレジットカードで購入した
  5. 12月27日 事業用の通帳から11月1日~11月30日使用分の100,000円が引き落とされた
  6. 1月27日 事業用の通帳から12月1日~12月31日使用分の20,000円が引き落とされた

④12月5日 旅費交通費20,000円をクレジットカードで購入した

借方科目 借方金額 貸方科目 貸方金額 摘要
旅費交通費 20,000円 未払金 20,000円 交通費使用 ○○カード

⑤(①〜④)12月27日 事業用の通帳から11月1日~11月30日使用分の100,000円が引き落とされた

借方科目 借方金額 貸方科目 貸方金額 摘要
消耗品費 60,000円 普通預金 100,000円 消耗品購入 ○○カード
接待交際費 10,000円 会議費 ○○カード
事業主貸 30,000円 個人使用分 ○○カード

この仕訳で、2回記帳しなくても良くなりました。

⑥1月27日 事業用の通帳から12月1日~12月31日使用分の20,000円が引き落とされた

借方科目 借方金額 貸方科目 貸方金額 摘要
未払金 20,000円 普通預金 20,000円 12月1日~ 12月31日分
○○カード引き落とし

ここで、12月のカード利用とその引き落としをまとめていない事について説明します。

簡易パターンの注意ポイント!

簡易パターンは、2回やらなくちゃいけない記帳を1回で行うことができるので楽です。ただし、注意が必要です。

それは、確定申告をまたぐからです確定申告は、1月〜12月までの利益や損失から、支払う税金を報告することなので、クレジットカードのように、当月の使用歴を翌月に支払うクレジットカードの場合、この確定申告をまたぐ時は、初めに説明した、分けて記帳する方法を使う必要があります。

確定申告をまたぐ、クレジットカード支払い・引き落としは、
支払いを当期(年末)に計上し、引き落としを翌期(年明け)に記帳する。
(※この方法を、期中現金主義・期末発生主義といいます。)

なので、普段は、簡易的な方法で記帳し、期末期初は分けて仕訳すようにしておきましょう。

ツマ
ツマ
私は忘れてしまいそうなので、全て分けて仕訳しています!

では、ここで別のパターンでも仕訳方法について説明します。

事業用の経費を、個人のクレジットカードで支払ったときの仕訳について

 

仕訳例

個人のクレジットカードで店舗の装飾品を35,000円を購入した

借方科目 借方金額 貸方科目 貸方金額 摘要
消耗品費 35,000円 事業主借 35,000円 装飾品
基本的に個人のクレジットカードの場合でも個人のお金を使っているので、「事業主借」を使います。
会計ソフトによっては、「クレジットカード(個人用)」と言う勘定科目があるものもあるそうですが、その場合はどちらでも大丈夫です。

 

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さいごに

クレジットカードの利用は、最近ではとても多く、仕訳でもたくさん出てくるところです。少し面倒だと思いますが、仕訳慣れしておくことをオススメします♪

また、売上をクレジットカードでお客様が支払った場合の仕訳方法については、別の記事で説明しています。

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ツマ
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おつかれさまでした!
やよいの青色申告
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